沼端系

 
ヒヨドリに食われた

想定外の積雪があったある朝。

想定外の積雪があったある朝。
ヒヨドリがベランダにやってきて、育てている苗を食い荒らして行った!

 

ヒヨドリに食害されたカブの葉 ヒヨドリに食害されたカブの葉

カブの葉は甘くて美味しいからヒヨドリの好物だろうと察しがつく。
カブはいっぱいあるから、まあ、食べてもいいよ。

 

食害前のカスミソウ苗 ヒヨドリに食害されたカスミソウ苗
でもな、カスミソウ(越年一年草・一重咲きタイプ)の葉まで食われてしまったのが悔しい。
カスミソウも美味しいんだろうか? 他の株がもう少し育ったら食べてみようかな。

 

ヒヨドリに食害されたカスミソウ苗

あっ!!!! いつの間にか他の株も……というか全株つまみ食いされてる!

ジモティに出品予定だった株まで食われた!

お〜の〜れ〜〜、やりおったな!!!(怒) 
これ以上食われないように隠したいけど、日光には当てたいし、どうしよう。考え中。

 

 

 

ヒヨドリに葉を食われたカブ、そこそこの大きさに育ったから収穫して食べちゃおう。
↓「これはヒヨドリの食いかけのカブだよ(笑)」と言って食卓に出す。

やみつき!かぶと塩昆布炒め

【参考レシピ】
macaroni やみつき!かぶと塩昆布炒め

 

材料はカブとオリーブオイルと塩昆布だけなのに、とてもおいしかった。

 

 

 

 

三日連続で食害しにきたヒヨドリコンビ。
ヒヨドリきょうだいなのか、夫婦(めおと)ヒヨドリなのか、ヒヨ友なのか。

 

 

 

| tri | 植物 | 15:34 | comments(0) | - | -
ヒメジョオンにしては美しすぎる、謎の植物

ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン

これを撮影したのは11月中旬。3ヶ月以上も寝かせてしまった。
通勤路の空き地の縁に咲いていた薄紫の花。
霜も降りるようになって、夏草がすっかり枯れてしまっている中、
遠目でも「ややっ! 見慣れない薄紫の花が咲いている!」と目に留まるほどの存在感。

 

謎のエリゲロン 謎のエリゲロン

ハルジオン(Erigeron philadelphicus)やヒメジョオン(Erigeron annuus)の仲間であるとは思う。

 

●薄紫色の舌状花の幅が広いことや開花時期からハルジオンではなさそう(ハルジオンの開花時期は4〜6月)。

 

●茎・葉の特徴はヒメジョオンに似ているが、それにしては大きく立派な花(花の直径が2cmぐらい)だし、開花時期も遅すぎると思う(ヒメジョオンの開花時期は6〜10月。11月のこの時期、市内のほかのヒメジョオンはみな茶色く枯れている)。

 

ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン

 

ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン

花の美しさが際立っている!

 

 

ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン

↑茎の中間部の葉には鋸歯がなく、葉の付け根は茎を抱かない。

 

ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン

↑根元付近の葉の様子。

 

 

ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン ヘラバヒメジョオン? 謎のエリゲロン

↑ほとんどの夏草が枯れ、越年草もロゼットの姿になっているのに、この植物とヨモギだけが元気に見える不思議よ。なんでだろう。

 

検索してみて、ヘラバヒメジョオンかなとも思ったが……
花の大きさとか開花期とか、葉の様子も一致しないような。

ヤナギバヒメジョオンでもなさそう。

 

【参考サイト】

 

松江の花図鑑 ヘラバヒメジョオン

 

四季の里地里山植物 ヘラバヒメジョオン

 

岡山理科大学 ヘラバヒメジョオン

 

 

この植物が何者なのか気になって仕方ない。

「ヒメジョオン 冬」のキーワードで検索したら意外にも、この植物に似た開花画像がいくつもヒットした。いずれも12〜1月に撮影されているので二度びっくり。

 

 

いま仮説を一つ思いついた。「遅く芽吹いた」とか、何かの理由で冬に開花期を迎えたヒメジョオンは、花の大きさや色が夏季とは異なるのではないか(同じ植物でも開花時期や環境によって花の大きさや色が異なることがある)。

大きくて薄紫色の冬の花が"真の姿"で、白くて小さなヒメジョオンは夏仕様の仮の姿、とかね〜(笑)

 

 

花が終わってからの真冬の姿や春以降の姿も追ってみたかったけれど、11月に開花画像を撮影したあと、いつの間にか除草されて跡形もない。根っこまで完全に抜かれてしまったのか、ロゼットすらも残っていない。

2023年11月の様子 2024年2月の様子

 

2023年11月の様子 2024年2月の様子

 

2023年11月の様子 2024年2月の様子

なぜかギシギシだけ残っているのは、除草後に生えてきたから?

 

 

 

| tri | 植物 | 21:56 | comments(0) | - | -
カブ(蕪)の収穫

セルトレイ栽培を意識して、敢えて小サイズのポリポットで育てているカブ

セルトレイ栽培を意識して、敢えて小サイズのポリポットで育てているカブだが、想定よりも長期間の栽培になったため、ポリポット内が根でいっぱいになっていることに気づいた。窮屈で可哀想だし水切れも起きやすいので、順次大きいポリポットやプランターに植え替えている。

 

ポリポットで育てているカブ プランターに植え替えたカブ

 

前回(2024年1月25日)の記事から3週間ほどが経過し、
カブは直径3cmぐらいまでどうにか育った。

植え替えたらもう少し大きく育ってくれるかな? 
と、期待したけれど裂根が発生しているので限界か。
一部収穫することにした。

 

ちっちゃなカブ ちっちゃなカブ

ちっちゃなカブ。

 

 

「新鮮やさい」マスキングテープが似合うカブ 「新鮮やさい」マスキングテープ

「新鮮やさい」マスキングテープが似合う!(笑)

 

小さすぎるカブ、どう料理しようか。
ネット検索してみて「焼きカブとベーコンのホットサラダ」(クラシル)に決めた。
 

焼きカブとベーコンのホットサラダ

これはとても美味しい! おすすめです。

 

 

 

※「新鮮やさい」マスキングテープ

面白がって買ったけど使い道がなくてしまったままだった。
ブログネタにできてよかった!

↓購入はこちら

 

 

| tri | 植物 | 21:26 | comments(0) | - | -
カブ

都民だった頃はカブ(蕪)にはあまり興味がなく、ほとんど食べてなかった。

次に移り住んだ千葉県柏市はカブの生産量が日本一で、新鮮で安いカブを年中入手できたので、漬物やサラダでよく利用するようになった。

 

現在住んでいる南東北では、やはり柏市ほど安く多くは出回っていない。

そこで、何年か前にタキイ種苗のカタログで見た「セルトレイ栽培」を思い出して、直径4cmの小さなポリポットにたくさん種まきしてみた。種まきしたのは昨年の11月。

 

【参考サイト】

 

タキイ種苗 小カブのトレイ栽培

 

      ベランダや窓際でもできるセルトレイ栽培

 

 

カブ(蕪)

 


タキイサイトによれば「30日ほどで根が太くなりはじめる」とのことだが、
年末になっても太くなる気配がなかったので、もう菜っ葉として収穫するしかないのかなぁと思っていた。

 

 

カブ(蕪) カブ(蕪)

今年になってようやく根が少しだけ太くなってきた。
このさき順調に太ってくれれば、菜っ葉としてではなく蕪として収穫できるかも。


嬉しかったので、相棒に「蕪が太ってきたよ〜」と報告すると
「よかったね。このところ全体的に株価が上がってるよね!」との返答。

 

ん? そっちのカブの話と思ってる?!

 

 

| tri | 植物 | 19:52 | comments(0) | - | -
ナンテン

ナンテン

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いください。

 

南東北に引っ越して初めて迎える冬とお正月。
この地に長年住んでる人が言うには「今年は例年になく暖かい冬」だと。
そのおかげか、秋に播いたり植えた植物たちも今のところ無事育っているが、
本当に寒いのは1・2月。ガクガク・ブルブル。無事冬越しできるんだろうか。

 


こちらに引っ越してきて、ふと気づいたことがある。
市内にはナンテンを植えてあるお庭がとても多いこと。

 

ナンテン


通勤時や買い物に出かけるときに、ナンテンの赤い実と紅葉した葉がそこかしこに。
都内や柏市に住んでいたときにはこれほど多くは見かけなかったように思う。
母にこの話をしたら「ナンテンは縁起ものだから昔はどこのお庭にも植えてあった」と言う。
この地には昔ながらのお庭が多いってことかな。

 

 

街路の植え込みから顔を出すナンテン 街路の植え込みから顔を出すナンテン
そして、鳥が運んだのか街路の植え込みの合間からもたくさんのナンテンが顔を出している。
※柏市ではこういう植え込みからは桑が多く生えていた。それも鳥が運んだのだと思う。

 

これまでナンテンに注目したことなんてなかったけど、
実の色も葉の色も形も端正で美しいなと改めて思った。

 

 

柏市でよく見かけたのは、ナンテンはナンテンでも


↑年中紅葉してて株が小さなオタフクナンテンとか

(画像:楽天アフィリエイト 千草園芸)

 


↑一見テーブルヤシにも見えるホソバヒイラギナンテン。

(画像:楽天アフィリエイト 千草園芸)

 


この2種類は新しめの建物の植栽でよく見かけたから近年の人気種なのかも。

 

 

 

 

 

 

| tri | 植物 | 21:45 | comments(0) | - | -
花絵の具 ミックスフラワーガーデンの種子と苗(2023年秋まき)

サカタのタネのミックス種子 花絵の具「ミックスフラワーガーデン」

サカタのタネのミックス種子「花絵の具 ミックスフラワーガーデン」を4年ぶりに播いてみた。

 

- - - - - - ※4年前に播いた時の記事は↓こちら - - - - - -


2019年11月2日の記事 花絵の具 ミックスフラワーガーデンの種子と苗

2020年1月7日の記事 花絵の具 ミックスフラワーガーデンの苗、その後

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

 

今回、2023年秋に買った種子が↓こちら。

混ざっている段階で目立つのは大粒のスイートピーとルピナスの種子、そしてヤグルマギクの白っぽい種子。
これを選り分けてみると以下の約20種類になった。

 


 

(1)カリフォルニアポピー

 

カリフォルニアポピーの種子 カリフォルニアポピーの種子

タネは径1〜1.5mmぐらいの球形でころころとよく転がる。拡大してみると表面に網目のような凹凸がある。

 

カリフォルニアポピーの苗 カリフォルニアポピーの苗

双葉はY字のような形。本葉はさらに細かく分岐している。

 


 

(2)ナデシコ科・ダイアンサス属のなにか(黒)

 

ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの種子(ビジョナデシコ多め) ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの種子(ビジョナデシコ多め)

タネは径2〜3mmぐらいの平たい雫形で中央につまんだような筋がある。
毎回のことだが、私はダイアンサス属の種子を区別できないので、何種類か混ざっているものと思う。

 

ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの苗(ビジョナデシコ多め) ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの苗(ビジョナデシコ多め)

ナデシコ科は対生なので本葉が2枚ずつ対になって出てくる。
今回、この黒い種子からはビジョナデシコの苗が多く育っている気がするが、別な種類のも混じっている。

 

 


 

(3)ナデシコ科・ダイアンサス属のなにか(茶色)

 

ナデシコ科・ダイアンサス属のなにか(茶色の種子) ナデシコ科・ダイアンサス属のなにか(茶色の種子)

(2)の種子とほとんどソックリだけど、色が茶色く少し小さいように感じたので選り分けてみた。

タネは径2mmぐらいの平たい雫形で中央につまんだような筋がある。

 

ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの苗 ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの苗(たぶんビジョナデシコ)

 

ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの苗 ナデシコ科・ダイアンサス属のなにかの苗

小苗の時には(2)と同じような感じで区別がつかなかったが、本葉10枚程度まで育ってみると何種類か混ざっているのがわかる。
ビジョナデシコとカワラナデシコと、それらの交配種かも。

 

 


 

(4)カスミソウ(一重咲きタイプ・一年草)

 

カスミソウ(一重咲きタイプ・一年草)の種子 カスミソウ(一重咲きタイプ・一年草)の種子

種子は径1mmぐらいのやや平たい楕円形で、片側に出っ張りと切り欠きがある。

 

カスミソウ(一重咲きタイプ・一年草)の苗 カスミソウ(一重咲きタイプ・一年草)の苗

(2)(3)と同じくナデシコ科の対生の苗。葉の形はへら形で葉脈の出方に特徴がある。
カスミソウの茎は秋冬の間はほとんど伸びない。

 


 

 

(5)アグロステンマ

 

アグロステンマの種子 アグロステンマの種子

種子は一辺が3mmぐらい、丸みを帯びた多面体? 表面に細かい突起がある。

 

アグロステンマの苗 アグロステンマの苗

(2)(3)(4)と同じくナデシコ科の対生の苗。葉は細長くて毛がある。
アグロステンマの茎も秋冬の間はほとんど伸びない。

 

 


 

(6)スターチス

 

 

種子は長さ4mmぐらいの紡錘形でわかりやすい。

 

 

細長い双葉、細長い本葉。3枚目以降の本葉は縁がギザギザというか波状で特徴的。
スターチスの株はロゼットになる。

 

 


 

(7)ムラサキハナナ

 

ムラサキハナナの種子 ムラサキハナナの種子

種子は長さ2〜3mm、強いて言えば俵形。長さや形にはばらつきがある。

ムラサキハナナの苗 ムラサキハナナの苗

双葉は丸っこい。本葉は鋸歯と葉脈が特徴的。

 

 

 


 

(8)スイートピー

 

スイートピーの種子 スイートピーの種子

種子は径5mmぐらいの球形。大きくて転がるので目立つ。凹んでいびつなものもある。

 

スイートピーの芽 スイートピーの苗

双葉は地中に残るので、最初から本葉が出てくる。茎が伸びたら支柱で支えよう。

 

 

 


 

(9)ルピナス

 

ルピナスの種子 ルピナスの種子

種子は長径4mmぐらいの楕円で模様がありつやっとしている。

 

ルピナスの苗 ルピナスの苗

掌状複葉の本葉が特徴的。

 

 

 


 

(10)ワスレナグサ

 

ワスレナグサの種子 ワスレナグサの種子

種子は長さ1mmぐらいの雫型でつやがある。

 

 

双葉も本葉も毛深い感じ(笑)

 

 

 


 

(11)リナリア(姫金魚草)

 

リナリアの種子 リナリアの種子

種子は1mm未満の微細種子だから選り分けるのが大変! 
拡大してみると三角というか三日月のような形をしていて表面が凸凹している。

 

リナリアの苗 リナリアの苗

種子が微細だから発芽時は頼りないが、2ヶ月ほどで見違えるほど立派な苗に育つ。
さらに土中で分枝した芽が出てきて、1本で大株になることも。

 

 

 


 

(12)スカビオサ(西洋松虫草)

 

スカビオサ(西洋松虫草)の種子 スカビオサ(西洋松虫草)の種子

長さ5mmぐらい、すぼめたパラソルのような特徴的な形の果実。この果実の中に種子が1つ入っている。

 

スカビオサ(西洋松虫草)の苗 スカビオサ(西洋松虫草)の苗

本葉は丸みを帯びた鋸歯とはっきりした葉脈があり、キク科植物っぽい。ハルジオンのロゼットに似ていると思う。

 

 


 

 

(13)ハナワギク

 

ハナワギクの種子 ハナワギクの種子

長さ3〜4mmこのタネの形をどう形容しようか悩む。ヒレ状……かなぁ。

 

 

最初の本葉はのこぎり状、大きくなってからは細かく枝分かれする。

 

 


 

(14)アスター

 

アスターのタネ アスターのタネ

タネは長さ3〜4mmの長い雫型。

 

アスターの苗 アスターの苗

本葉は鋸歯と葉脈がはっきりしていて整った形だなぁと思う。

 

 


 

(15)ヘリクリサム(帝王貝細工)

 

ヘリクリサム(帝王貝細工)のタネ ヘリクリサム(帝王貝細工)のタネ

タネは長さ3〜4mmの角柱型。

 

ヘリクリサム(帝王貝細工)の苗 ヘリクリサム(帝王貝細工)の苗

出てきたばかりの本葉は少し毛羽立って見えるが、大きく展開すると毛は目立たない。
葉が大きく柔らかいので、我が家では植え替え時や移動時に破れてしまいがち……。

 

 


 

(16)ヤグルマギク

 

ヤグルマギクのタネ ヤグルマギクのタネ

化粧ブラシのような毛がついた白っぽいタネはわかりやすい。毛まで含めると長さ5〜6mm。

 

ヤグルマギクの苗 ヤグルマギクの苗

本葉は毛で覆われていて、大きく展開してからは青味掛かってみえる。

 

 


 

(17)スイートサルタン

 

スイートサルタンのタネ スイートサルタンのタネ

ヤグルマギクのタネによく似た、毛のついたタネ。色は黒っぽい。

 

スイートサルタンの苗 スイートサルタンの苗

本葉にあまり毛がなく、浅い鋸歯がついている。

 

 

 


 

(18)小菊?(推定)

 

小菊?のタネ 小菊?のタネ

タネは長さ2mmぐらい、不規則で細い雫型といったところか。我が家では初めて出会うタネ。

 

小菊?の苗 小菊?の苗

本葉が菊っぽいのと、愛好会の過去のデータから小菊と推測。

今回の発芽率は低く、2株しか育たなかった。

 

 

 


 

(19)ジギタリス?(推定。茶色っぽい種子)

 

(19)ジギタリス?(推定。茶色っぽい種子) (19)ジギタリス?(推定。茶色っぽい種子)

種子は長さ1mmぐらいの平たい雫型でつやがある。

 

ジギタリス?(推定。茶色っぽい種子)の苗 ジギタリス?(推定。茶色っぽい種子)の苗

丸みを帯びた鋸歯と、はっきりした葉脈のある本葉はスカビオサによく似ていて、ときどき混同してしまう。
愛好会の過去のデータからジギタリスと推測。

 

 


 

(20)ジギタリス?(推定。白っぽい種子)

 

ジギタリス?(推定。白っぽい種子) ジギタリス?(推定。白っぽい種子)

長さ1mmぐらいの平たい雫型で(19)と同じ植物かとも思うが、色が白っぽいので選り分けてみた。

 

ジギタリス?(推定。白っぽい種子)の苗 ジギタリス?(推定。白っぽい種子)の苗

苗の姿も(19)とよく似ている。花の色が違うだけなのか、咲いてみるまでお楽しみ。

 

 


 

(21)シソ科のなにか?(不明)

 

シソ科のなにか?の種子 シソ科のなにか?の種子

初めて出会う種子。径1〜1.5mmほどの少しだけ角ばった球形で目立った特徴がない。
愛好会の過去のデータからシソ科のなにか? かと推測してみたが、発芽しなかったので不明のまま。

 


 

(22)正体不明

 

正体不明の種子 正体不明の種子

たった1粒だけ入っていた種子。径3mmぐらいの球形で表面が突起で覆われている。

シノグロッサムの種子がこんなふうにイガイガしていて大きさも近いけど、こんなに球形ではなく平たい。

 

正体不明の苗 正体不明の苗

10月中に発芽しなかったのであきらめていたら、12月に出てきた!!

本当に(22)の芽なのかどうか怪しいけれど、開花まで追跡できれば種子の形が合致しているか調べることができると思う。枯れないで育ってほしい。
本葉は対生なのか輪生なのか。ふと思い立って、タカサブロウ(野草)とかハキダメギク(野草)とかアスペルラなんかの芽の形を調べてみたけど、コレではなさそう。
この植物の正体をご存知のかたがいらっしゃいましたらコメントください。

 


 

 

細かい系の種子は9月28日、大粒系は10月8日に種まきした。

 

南東北に引っ越してから初めて迎える冬、無事に越せるんだろうか。
正体不明の種子や推定の種子からはどんな花が咲くんだろう。

 

 

 

【関連情報】

 

↓ミックスフラワーガーデンから咲いた花の情報(管理人&読者様による情報)

花絵の具 ミックスフラワーガーデン

 

いろいろなミックスシードのタネと苗のデータ
http://mixseed.web.fc2.com/mix_seed.html

 

 

↓ミックスシード愛好会

ミックスシード愛好会

| tri | 植物 | 15:52 | comments(0) | - | -
落花生"おおまさりネオ"の収穫

引越しの都合で種まき時期が7月下旬になってしまったが、ダメもとで挑戦してみてよかった。
8月下旬には開花が始まり、11月下旬には少ないながらも収穫できた。

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

落花生"おおまさりネオ" 落花生"おおまさりネオ"

11月21日。このところ通勤路に霜が降りるぐらいの寒さに。
深鉢に植えた落花生の葉がうなだれてきたので掘り上げてみることに。
はたして、落花生は実っているのか?!

 

落花生"おおまさりネオ"の収穫
引き抜いてみると…… やった! 落花生が実ってる!! ∖(^o^)/

 

落花生"おおまさりネオ"の収穫 落花生"おおまさりネオ"の収穫

浅型・幅広プランターに植えたほうもちゃんと実っていて嬉しい。

 

落花生"おおまさりネオ"の収穫 落花生"おおまさりネオ"の収穫

落花生って、こんなに浅いところ実るんだね。
 

落花生"おおまさりネオ"の収穫

株の根元近くに実っている莢はたぶん8月のうちに咲いた花の実だろう。
地表から近い位置のため、子房柄の長さは3〜4cmと短い。
上の節に咲き進むにつれ、子房柄も長くなる。

 

落花生"おおまさりネオ"の収穫 落花生"おおまさりネオ"の収穫

10cmほども子房柄を伸ばして実っているのは9月後半に咲いた花の実か。

 

落花生"おおまさりネオ"の収穫

10cm以上がんばって伸びたけど、地面に到達する前に掘り上げ時期になってしまった子房柄も。
枝を地面近くまで倒すように誘引してあげればよかったんだろうか。
来シーズンの検討事項にしよう。

 

 

 

育てていた10株のうち、11月21日に掘り上げたのは4株。

落花生"おおまさりネオ"の収穫
未熟なものも含めると60莢ぐらい収穫できた。

 

"おおまさり"は茹でて食べるのがいちばん。茹で落花生に特化した品種とも言える。
圧力鍋に水1リットルと塩大さじ1を入れて15分加圧する。
(普通の鍋の場合は30〜40分茹でる)

 

落花生"おおまさりネオ"の収穫

落花生"おおまさりネオ"の収穫 熟した実 落花生"おおまさりネオ"の収穫 若い実 落花生"おおまさりネオ"の収穫 未熟な実

【左】よく熟した実は煮豆や茹で栗のようなホクホク食感。殻はパリッとしている
【中】若い実はつるんとしてやわらかく甘みが強くて最高においしい。殻の内側は薄いゼリー状になっている。
【右】未熟な実は小さすぎるけど若い実と同じようなおいしさ。殻の内側のゼリー層が厚い。

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


11月24日。残る6株も掘り上げ。未熟なものを含めて65莢ぐらい収穫。

落花生"おおまさりネオ"の収穫

 

落花生"おおまさりネオ"の収穫 落花生"おおまさりネオ"の収穫
今回も茹で落花生でおいしくいただいた。

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

今シーズン使用した栽培容器は3種類。


落花生を栽培した径26cm・深さ30cmの深鉢 落花生を栽培した径26cm・深さ30cmの深鉢

↑径26cm・深さ30cmの深鉢

 

落花生を栽培した幅23cm・深さ30cmの深型プランター 落花生を栽培した幅23cm・深さ30cmの深型プランター
↑幅23cm・深さ30cmの深型プランター

 

落花生を栽培した幅26cm・深さ20cmの浅型プランター 落花生を栽培した幅26cm・深さ20cmの浅型プランター
↑幅26cm・深さ20cmの浅型プランター

 

深い栽培容器のほうがたくさん収穫できそうだと思い込んでいたけれど、落花生は地表から3〜4cm下という浅い場所に実るし、根っこの張りもわりと浅めだから、栽培容器の深さは20cmでも十分だとわかった。容器の深さよりも土の表面積の広さのほうがむしろ大事かも。

そこはジャガイモやサツマイモとは違うんだなぁ。

次回は全部の株を浅型・幅広プランターで栽培しよう。

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

落花生を育てようと思ったのはなんでかというと、落花生の産地・千葉県から南東北へ引っ越したので、もう生落花生(特に"おおまさり")を入手できないんじゃないかと思ったから。
けど、引越し先の市内にも落花生"おおまさり"を生産している農家があり、いつも行く農産物直売所で入手できたのだった。
なーんだ、自分で栽培しなくてもよかったのか。
とはいえ、ベランダでこんなに簡単に栽培・収穫できるとわかったから来シーズンも育ててみたくなった。

 

 

今シーズンは蒔き時期遅延や栽培スペース不足でずいぶんもったいないことをした。

来シーズンは適期に種まきして、栽培スペースを十分にとって、いっぱい収穫したい!

 

【落花生関連記事】

 

2023年9月28日 「落花生"おおまさりネオ"の花」

2023年9月29日 「落花生の子房柄を誤解していた話」

 

 

| tri | 植物 | 20:30 | comments(0) | - | -
落花生の子房柄を誤解していた話

※落花生の花については前回(2023年9月28日)の記事参照。

 

 

落花生は花が咲いた後に子房柄(しぼうへい)という部分が伸長して土の中に入り、その先に果実が実るという。

 


スイートピーやサヤエンドウの場合だと、花の中に子房が収納されていて、
受粉後、花弁が落ちる頃には子房がそのまま果実(=豆の莢)となって生長するのが見てわかる。
「落花生も、その変形版だろう」ぐらいに考えていた。


しおれて下を向いた落花生の花 しおれて下を向いた落花生の花
 

しおれて下を向いた落花生の花 しおれて下を向いた落花生の花

花茎がこんなふうにしおれて下を向いたら、花の中の子房から柄が伸びるんだと思ってた。

 

 

しおれて干からびる落花生の花と花茎 しおれて干からびる落花生の花と花茎
しかし開花後には花も花茎もただ干からびていくばかり。あれれ?!

この花は受粉できなかったのかな? もうダメなのかな?
ちょっとがっかりしつつも、ネット検索で調べなおしてみてびっくり!

 

落花生は開花時にはすでに受粉していて、虫の助けを必要としない。

子房柄は花茎の付け根(=葉の付け根)から伸びてくる

 

って、想定外!!!!

 

干からびた花と花茎を先端につけたまま3mmほど伸長した子房柄

開花から一週間ぐらい経過して、あきらめた頃。

干からびた花と花茎を先端につけたまま、葉の付け根から子房柄がほんの少し伸長していた。

ウォォォ! これが子房柄というものか!!!

 

 干からびた花と花茎を先端につけたまま10mmほど伸長した子房柄 干からびた花と花茎を先端につけたまま10mmほど伸長した子房柄

 

干からびた花と花茎を先端につけたまま30mmほど伸長した子房柄 干からびた花と花茎を先端につけたまま30mmほど伸長した子房柄

 

干からびた花と花茎を先端につけたまま50mmほど伸長した子房柄 土の表面に到達する子房柄

子房柄は日々伸長を続け、やがて土の表面に到達し、刺さってもぐっていく。

なんだかワクワクするなぁ。

 

土中にもぐる子房柄 土中にもぐる子房柄

 

先端には果実が実っているんだろうか? 
気になるけど、収穫期までおあずけ。

 

 

| tri | 植物 | 20:13 | comments(0) | - | -
落花生"おおまさりネオ"の花

落花生"おおまさりネオ"を育てている。

 

落花生"おおまさりネオ"


引っ越しの都合で、種まきしたのが7月下旬。
種まき適期は5〜6月なので大幅な遅れ。はたして、収穫できるのか?!

 

落花生おおまさりネオの発芽 落花生おおまさりネオの苗

発芽後の様子。
落花生ってエンドウ類と同じく、子葉は展開せずに土中に残るタイプなのね。
本葉がいきなり出てくる感じ。

 

落花生おおまさりネオの苗 落花生 おおまさりネオの苗

種まきから一ヶ月後の8月下旬から開花が始まった。ともあれ、咲いてくれてよかった。

 

 

落花生 おおまさりネオの蕾 落花生 おおまさりネオの蕾

落花生の蕾は、開花前日の夕方ぐらいにひっそり出現する。
「直前まで隠しておいて、いきなり咲く」みたいな感じ。

 

 

落花生 おおまさりネオの花 落花生 おおまさりネオの花

落花生の花は一日でしぼんでしまうけど、次々に咲く。

 

落花生 おおまさりネオの花 落花生 おおまさりネオの花

いまも咲き続けている落花生の花。

 

落花生 おおまさりネオの花の萼片 落花生 おおまさりネオの花の萼片

 

落花生 おおまさりネオの花の萼片 落花生 おおまさりネオの花の萼片

落花生の花の萼片って本当は5枚なんだろうけど、2枚か3枚に見える。合着しているんだろうか。

 

 

落花生 おおまさりネオの花の花弁 落花生 おおまさりネオの花の花弁
花弁は5枚。大きく丸い旗弁×1、翼弁×2、竜骨弁(舟弁)×2(※2枚が合着して1枚に見える)

 

落花生 おおまさりネオの花の花弁 落花生 おおまさりネオの花の花弁
翼弁の内側に竜骨弁、その内側に雄しべと雌しべが大切にしまわれているので、翼弁と竜骨弁を除けてみる。

 

 

落花生 おおまさりネオの花 落花生 おおまさりネオの花

落花生 おおまさりネオの花の雄しべと雌しべ 落花生 おおまさりネオの花の雄しべと雌しべ

蕊は小さい上に寄り集まっていて、どれが雄しべなんだか雌しべなんだか区別がつかない。

 

 

落花生 おおまさりネオの花の雄しべと雌しべ 落花生 おおまさりネオの花の雄しべと雌しべ

 

落花生 おおまさりネオの花の雄しべと雌しべ 落花生 おおまさりネオの花の雄しべと雌しべ

接写レンズで撮ってみても、黒背景にしてみても、やっぱりどれがどれだかわからないのであった。

 

 

※花のその後については2023年9月29日の記事参照。

 

 

| tri | 植物 | 18:00 | comments(0) | - | -
夏に咲いているのは耐寒マツバギクだったのか!

花判定アプリ「ハナノナ」でいろいろ撮って判定するのが面白い。
まだまだ発展途上のアプリのようで、正解が表示されることもあれば、似てるけど惜しいということもある。
撮影の条件や少しの角度の違いでも判定が変化することがあり、もどかしいような面白いような。

 

で、近所でよく見かけるキラキラのマツバギクを撮ってみる。

近所のマツバギクの仲間 近所のマツバギクの仲間


すると、撮影画角の少しの違いで

「マツバギク」
「デロスペルマ・クーペリー(耐寒マツバギク)」

の2種類が表示された。↓


耐寒マツバギクって初めて聞いた!
これまでずっと、"ただのマツバギク"と思い込んでいたんだけど、種類があったのか。
実際のところ、近所で咲いているのはどっちなんだろう?

 

 

帰宅後に「マツバギク」で検索してみると

 

マツバギク          学名:Lampranthus spectabilis
耐寒マツバギク  学名:Delosperma cooperi

 

ということで、属が違うということがわかったが、いろいろなサイトの画像を見てみても、近所で見かけるのがどちらなのかわからない。学名ごとに海外サイトの画像も検索してみたけど、これまた両属の花が混在しているように見える。

 


「マツバギク 耐寒マツバギク 違い」のキーワードでさらに検索してみたら、ようやく詳細が載っているサイトを見つけた。

【Ecological Notes Web】
「マツバギクと耐寒マツバギク(ハナランザン)の違いは? 葉はなぜ「ぶよぶよ」している? 
 ピンクの花に来る昆虫は?  果実は湿度が高まると膨張する!?」


このサイトによれば、はっきりわかるような粒々が葉についているのが耐寒マツバギクだという。

葉には注目してなかった。改めて葉を撮ってみた。

近所のマツバギク の仲間の葉 近所のマツバギクの仲間の葉

 

近所のマツバギクの仲間の葉 近所のマツバギクの仲間の葉

上記サイトに照らし合わせてみると「表面はざらつくが突起はない」と書かれているほうの画像の"ただのマツバギク"に似ているように思う。

 

でも拡大すると……

近所のマツバギクの仲間の葉 近所のマツバギクの仲間の葉

 

近所のマツバギクの仲間の葉 近所のマツバギクの仲間の葉

突起が見えてくるような……?

 

近所のマツバギクの仲間の葉 近所のマツバギクの仲間の葉

 

近所のマツバギクの仲間の葉 近所のマツバギクの仲間の葉

これって、はっきりわかる粒々なんだろうか。

 

それはさておき、7・8月に咲いているし、南東北のこの地で冬越ししているんなら
これはやっぱり耐寒性マツバギクなんじゃないの?

 

そうだ、柏にいた頃、春の花壇で咲いていた白いマツバギクや
やはり春に園芸店で見かけたオレンジ色のマツバギク、それらが"ただのマツバギク"なんだろう、たぶん。
手元に写真がないのが歯がゆい。来春にどこかで見つけてきて写真を撮ることにしよう。


マツバギクにも種類があるって教えてくれた「ハナノナ」さん、ありがとう!

 

 

| tri | 植物 | 23:12 | comments(0) | - | -
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

このページの先頭へ