沼端系

 
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縁起がいいこけし

実家の母が11月に引越しをして、私と同じ沼端(仮名)市民になった。
引越の準備や打ち合わせ、そして引越当日・引越後のサポートなどで忙しい秋だった。

 

引越に際して、母はずいぶん断捨離をした。
30年以上も前から玄関に飾ってあった鳴子こけしとガラスケースも
処分するのかと思ってたら「これは持って行きたい」と言う。

 

鳴子こけしとガラスケース

 

理由をきいたらこうだった…………
東日本大震災のとき、母は外出中だった。
東京でも震度5強の揺れだったから、
こけしが倒れてガラスケースは割れたに違いないと覚悟していた。
が、帰宅してみるとガラスケースの扉が開いてこけしが転がり出ていたものの、
どちらも無傷だったそうな。
このガラスケースの扉がまた、普段は留め金具の調子が悪くて
開けるのに手間取るのに、このときは勝手に開いたらしい。

 

……冷静に考えると、多分、ガラスケースは経年変化で少し歪んで
普段は扉が開きにくくなっていたのが、
地震の揺れで偶然歪みが修正されて扉が自然と開いたか、
倒れたこけしが留め金具に当たって扉が開いたとか、
そんなところだと思う。

 

けど、偶然にせよ、そんなことがあったら
縁起がいいからそばに置いておきたいと思うのもわかる。
というわけで、このこけしたちは断捨離を免れて
母の新居に同行することとなったのだった。

 

ガラスケースだけは破損・飛散の危険があるから
窓ガラス用の保護シートを貼ろうかと提案したら
「自分でやれるから大丈夫」と頼もしい答えであった。
やるな、母。

 

 

| tri | 雑談 | 18:07 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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お久しぶりです。
お母様お引越しされたんですね!
triさんのお近くに!
そしてご自分で断捨離もされたんですね。素晴らしい!
triさんのお友達のつもりですが、
お母様の方に自分を重ねてしまい、
全て理想だと思いました。

認知症の母は恐ろしく沢山のものを抱え込み
更に食品の備蓄を増やし続けるので、
生協の注文を毎週こっそり、沢山消し、
今後絶対使わないものは、持ち帰って捨てたりしていますが、
私自身恐ろしく沢山のものを抱えています。

よく考えて、本当にとっておきたものだけに絞らなくては。
たまっていくのも、捨てられないのも、
私の価値観がブレブレなのが、いけないんだと思うので、
まずはブレない自分を作らなくては。
はぁ、なんだか、人間的にまだまだ小僧だわ(^^;)
| pot | 2016/12/13 11:32 PM |

potさん、お久しぶりです! その後いかがお過ごしですか?

母の旧居は交通至便なところでしたし、母が生まれてから現在に至るまでの
ほとんどの期間住み続けた場所でもありましたが、
近年は観光地化のためか隣近所にまで飲食店が出店、
人の気配や排気のにおいやモーター音が深夜まで続いて眠れなくなってしまい、
「とにかく静かなところへ引越したい」と望むに至りました。

高齢の母にとって引越しやその前後のいろいろは大変な重労働でしたが、
こういうことでもなければ断捨離するのは難しかったと思います。
このたび母子で力を合わせて(笑)、そして専門家の力もお借りして
引越が実現してホッとしています。
新居はなかなかよい部屋でして、
「空が見える、明るい、よく眠れる」と母も喜んでおります。

歳月を重ねるほど、ものへの愛着や いつも傍にあることの安心感が深まって
一層離れ難くなることもあろうかと思います。
手放したら二度と戻らないから捨てられないってことも。
食品の増え過ぎは困っちゃいますけど、
スペースが許す限り、好きな物に囲まれて暮らすのもいいのでは。
| tri | 2016/12/14 11:47 PM |










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